【BOT開発のTips】デフォルトの挙動とリセットの挙動の重要性
こんにちは!
コードを書かずにBOT開発「hachidori」の公式ブログを始めます!
このブログでは、チャットボットの活用方法や、hachidoriを用いたチャットボットの開発tipsなどを不定期的に発信していきたいと思っております!
では、初回ではありますが、チャットボットの開発で気をつけたいことを少しばかりお話ししようと思います。
①デフォルトメッセージ
「デフォルトメッセージ」とは、ユーザーからの発言に対応できない時など、想定していたユーザーの発言とは異なる発言を受信した時に返信するものです。
例えば
ユーザーが
「渋谷」と言えば、「渋谷なら道玄坂ですね」
「六本木」と言えば、「六本木ならけやき坂ですね」
と応答するBOTを作ったとします。(例が雑で申し訳ないです。)
ここに対して、「銀座」とユーザーが言った場合に返す応答のことを指します。
この場合、どのようにデフォルトメッセージを設定すれば良いでしょうか。
デフォルトメッセージの基本として
⑴デフォルトメッセージであり、分からない、ということを伝える
⑵ユーザーの使えるコマンドを明記してあげる
の二点が必須になります。
この場合であれば、
「すみません、その言葉には対応できませんでした。渋谷、飯田橋、または六本木と仰って頂ければ主要な坂の名前を返します。」
のように、ユーザーが次にどのようなことをそのチャットボットに言えば良いか、きちんと導線を張っておくことが必要です。
②リセットメッセージ
アプリでできる簡単な挙動であれば、大体全てがチャットボットで対応できる、というようなお話もアメリカをはじめ各所で行われていますが、
アプリとチャットボットの大きな違いは、
良い意味でも悪い意味でも双方向である
ことだと思います。
つまり、基本的には、ユーザーとボットのラリーが想定されているので、ユーザーはアプリのように画面を自由に行き来するわけではなく、決められた方向性で、決められた順番で発言することとなります。
(この、無駄に情報を得なくて済む、というのは、ボットのメリットでもありますが…)
ですので、ユーザーが何度も間違った操作をしてしまうと、そのまま会話が続いてしまい、ユーザー自身、自分の所在地が分からなくなってしまう、という現象が起こりえてしまいます。
そこで、チャットボットを開発する上で、ユーザーにフレンドリーな設計をするには、
ユーザーがどこにいても、ある言葉を発すれば、スタートポイントに戻る挙動を実装する
というのは非常に重要です。
でなければ、ユーザーも訳の分からないうちに、どこにいるか分からなくなり、結局、最終的にメッセンジャーを閉じてしまう(離脱してしまう)という可能性が非常に高くなってしまいます。
★リセットメッセージも、どこかのタイミングで、ユーザーに教えてあげる必要があります。
適切なタイミングは
⑴デフォルトメッセージの中に
「すみません、その言葉には対応できませんでした。渋谷、飯田橋、または六本木と仰って頂ければ主要な坂の名前を返します。
また、トップ、と仰って頂ければいつでも最初に戻ります。」
のように入れておく。
⑵ユーザーが最初に必ず通るべきファーストメッセージやウェルカムメッセージに入れておく。
「こんにちは、hachidoriです。坂の名前を返します。
また、トップ、と仰って頂ければいつでも最初に戻ります。」
のどちらかをオススメしています。
そうすることで、ユーザーも自身が何ということで最初に戻れるか、理解してくれると思います。
ちなみに、リセットメッセージは、わかりやすい方がいいと思います…。
ヤッホーと言ったら戻ります。と言っても、慣れないうちはなかなか戻れないと思いますので…。
ということで、今回はデフォルトメッセージとリセットメッセージについてでした!
ちなみにhachidoriではシナリオ設定の下の方のオプション設定にて、
のようにコードを書かずに記入するだけで各メッセージの指定が出来るようになっていますので、是非上記に注意しながら記入してみてくださいね♪
【hachidoriサポートチームより】
hachidoriはコードを書かずに10分でBOTを開発できるウェブサービスです。
β版を公開してから5日が経ち、想定を上回るペースでご登録頂いておりまして、本当にありがたく思っております!
現在、hachidoriでは、正式版の公開に向けて、今まで限定していた機能の公開準備や、更に簡単にBOT開発を楽しんで頂けるよう、開発に邁進しておりますので、是非とも応援よろしくお願いいたします!
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